■主 催 特定非営利活動法人学習開発研究所
■後 援 京都市総合企画局政策推進室,京都市教育委員会,京都府教育委員会
大学コンソーシアム京都,京都大学学術情報メディアセンター,
佛教大学通信教育部,近畿情報教育連合,国際教育学会
教育システム情報学会関西支部,情報コミュニケーション学会
■趣旨説明 特定非営利活動法人学習開発研究所代表
西之園晴夫(佛教大学教授,京都教育大学名誉教授)
■講演者 ストックホルム大学教育学部教授 ヘンリック・ハンソン教授
北欧諸国の高等教育における情報技術(ICT)の活用とネット学習について(仮題)
華南師範大学教育技術院教授 李 克東教授 徐 暁東教授
中国における教育の情報化と遠隔多人数教育での情報技術(ICT)の活用(仮題)
滋賀大学教育学部教授 宮田 仁教授
わが国の多人数教育とユビキタス情報機器の教育利用について
■趣 旨
世界各国において大学レベルの高度専門教育への要請が高まっていますが,従来の教育方式ではコストが高騰しそれが教育を受ける機会を阻む結果となってい
ます.わが国の大学の授業料もなお高騰傾に向あり,われわれの生活に重大な影響を及ぼしています.各国は大学教育のコスト削減のためのさまざまな努力をし
ており,なかでも北欧諸国においては福祉立国として大学教育まで授業料は無償であるためコスト削減は重大な関心事です.中国においては多人数教育を実施す
ることに迫られていますが,広大な国であるために遠隔教育が必要であり,格差も大きいので情報技術の活用に期待されています.
一方,情報通信技術の進歩は急速であり,最近では「いつでも」,「どこでも」という意味のユビキタス情報社会ということも聞かれるようになりました.さま
ざまなケータイ機器,携帯電話,ゲーム機,電子手帳などが普及しています.大学においても遠隔教育,e-Learning,ネット学習,さらにOCW
(Open
CourseWare)という試みもなされるようになりましたが,市民の立場からみたときの在職あるいは在宅の学習がどのような可能性をもっているのかを
一緒に考えてみたいという趣旨から企画しました.