シンポジウム「小学校教育の可能性が日本の未来を拡げる!」

 安 倍政権の発足に伴い、教育改革の具体 策を検討する「教育再生会議」が設置され、教育政策は国政の最重要課題という位置づけで様々な側面から議論が進められている。また、いじめ問題といった初 等教育をとりまく様々な問題に対しても社会的関心が大きく高まっている。こうした状況の中で、高等教育に携わる教育者も含め多くの国民は、教育の根ポスター幹である初等教育の重要性をあらためて認識するとともに、初 等教育のあり方に対して、さまざまな観点から議論を行う必要性が高まってきている。
 小学校教育は、人材育成のスタートを決定するものであり、この時期に、学ぶ喜び、自主的・自立的な学習能力、社会性の育成と人格形成の基礎を育むもので ある。小学校教育が持つ可能性は無限大であり、その後の中等、高等教育での能力開発に決定的な影響を持つことになる。小学校教育の可能性を追い求めること は、日本の未来を大きく拡げることに繋がると言って良いであろう。
 本シンポジウムでは、小学校教育の可能性を様々な形で追求している現場の先生方に、その実践内容をご紹介頂き、小学校教育の可能性を拡げていくことを目 的としている。本シンポジウムが、教育の質の向上に多少なりとも寄与できることを願ってやまない。

日 時
 2007年8月11日(土曜日) 午後2 時より


場 所
 同志社大学  寒梅館 ハーディホール
 〒602-8580 京都市上京区今出川 通り烏丸東入
 TEL:075-251-3120 

共 催:同志社大学「21世紀人材育成フォーラ ム」京都大学経済研究所

後援:京都市教育委員会、国際教育学会、財団法人日本漢字能力検定 協会

プ ログラム(敬称略)
1: 30 開場
2:00 開会の挨拶
2:15 基調講演 「日本の教育再生」衆議院議員・元文部科学大臣 中山成彬
3:15 講演「日本の教育と自立学習」京都大学経済研究所所長 西村和雄
4:15 パネルディスカッション
   「小学校教育の可能性を探る」
コーディネイター NPO. Sustainable Fellowship International 楠井昭生
パネリスト
・ノートルダム学院小学校 教頭 太田英雄・教諭 太田直樹
「算数教育を通した学力向上の取り組み」
・京都市立朱雀第四小学校 副教頭 加村和美
「科学教育を通じた学力向上と個の個性を生かす教育」
・多摩市立多摩第二小学校 校長 篠田正春・教諭 有田八州穂
「自立学習による学力向上の取り組み」
・東京コミュニティスクール 校長 市川力
「新しい学校教育の提案」
・多治見市立脇之島小学校 前校長 山田純二(現 多治見市立平和中学校 校長)
「小学校から始めるキャリア教育」
   
5:45 パネルディスカッション総括 京都市教育長 門川大作
6:15 閉会

写真5
写真6