第一回国際教育学会・舘糾賞受賞者(団体)

 国際教育学会(International Society for Education:会長 西村和雄)は、第1回国際教育学会・舘糾(たち ただす)賞として、 多摩市立第二小学校を選定し、2007年8月12日(日)に行われた国際教育学会第2回大会(京都市左京区)で表彰いたしました。併せて、同日、総会にて、受賞者による講演を行いました。


受賞理由

  多摩市立第二小学校は、地域や子ども達の学習環境や社会的な変化の中で、東京都の多くの学校がそうであるように、学習困難や学力低下に苦しんでいました。子どもたち自身も学習に対し忌避的で自信がない状態でした。その中で、平成17年度の5 年生に対し、自立学習を通じて、「学習の面白さ」をとりもどし、「確実な基礎学力」「社会に通用する学力」をつけるべく生活・学習改善の取り組みが始められました。その取り組みの中で、子どもたちの、忌避的・依存的な学習が改善され、意欲的に集中して学習に向かうように変化し、学習 は「自分の学習」となり、子どもたちの自学自習が身に付いてきました。
 2005年以降の自学自習の学力向上プランにより、子どもたちの 学習意欲・学力を飛躍的に伸ばす取り組みをされ、教育の発展に貢献した業績は、第1回国際教育学会・舘糾(たち ただす)賞に相応しいと認められました。